中国少数民族の服飾展 ~miaomiao collection~2022年2月5日(土) 〜 2月13日(日)
なんと1年半ぶりとなる当ギャラリーでの大人気企画、中国少数民族の染織文化を20年以上日本に紹介してきた
坂井昌二氏による中国少数民族の服飾展。染織の名手として知られる中国南西部の少数民族の手刺繍や手織り、
染めなどをまとまって見て頂ける機会ですので、是非ご覧になってください。
何だかもう、荒れ狂う大海に投げ出された方舟の船底にただひたすらひれ伏し、嵐の時の過ぎ去るののを待っているだけのような日々が2年も続いています。
世界を覆う大禍の中で、自分もその時代に則し変わるべきなのか或いは変わらない事がいい事なのか(せめてSNSくらいには手をつけろ!
というご意見もありますが)よくは分かりません。ただ自分はともかくも、例え以前と変わらない布であってもそれを見、感じてくださる方々の心の有りようが
2年前のそれとはまた変わっている事も充分有り得るのではないかという、他力本願の四文字におすがりし、また期待するばかりの展示会開催のお知らせであります。
神話では大地を覆っていた水はやがて治まり、方舟から放たれたハトはオリーブの葉を咥え戻ってきたとか。
やはり世の中「待てば海路の日和あり」「果報は寝て待て」「三年寝太郎」なのか・・・。
ちなみに自分自身この2年の月日を通じかろうじて変わった事と言えば「煙草をやめた」「頚椎のヘルニアを患った」「髪が白くなった」くらいでしょうか。
miao miao 坂井 昌二
<坂井昌二氏 プロフィール>
1986年~89年 中国を始めアジア各地を回り、以降8年間会社勤めをしながらも夏冬の年2回必ず「アジア詣で」を続ける。
1997年 広西チワン族自治区南寧に留学
1998年 雲南省麗江に留学
1999年 留学より帰国、主にアジア関連の品を扱う店舗やギャラリーを対象に現地で仕入れた布等の卸販売を開始。
2003~2010年 銀座SYN美術にて店舗販売 店舗撤退以降、再び卸販売やギャラリーでの展示会開催、講演等を行いながら現在に至る。