中国少数民族の服飾展~古きをたずねて新しき布を知る~2020年7月21日(火) 〜 8月2日(日)
この間、カメの如くひたすら固い甲羅の中にちじこまり、いろいろな方の「こういう時だからこそむしろ前向きに!」
というポジティブなSNS上でのメッセージを、何だかどよんとした遠い目で読んだり眺めたりなどしていました。
やがて長い巣籠もり生活が明けてみると、無論新着の布もない、正直あれから1cmも前になど進んでいない自分だけがあります。
こんな状況で今何が出来るのか、夜も寝ないで昼間寝ながら考えてみました。
『こういう時だからこそもう一度ここで過去を振り返ってみては・・・』この一見後ろ向きとも思える発想こそが
実は今の自分にとって唯一前向きな答えなのではないかと前向きに考え、この展示会を企画してみました。
目新しい布はないかもしれませんが、新しい目で改めてご覧いただければと思います。
坂井昌二
<坂井昌二氏 プロフィール>
1986年~89年 中国を始めアジア各地を回り、以降8年間会社勤めをしながらも夏冬の年2回必ず「アジア詣で」を続ける。
1997年 広西チワン族自治区南寧に留学
1998年 雲南省麗江に留学
1999年 留学より帰国、主にアジア関連の品を扱う店舗やギャラリーを対象に現地で仕入れた布等の卸販売を開始。
2003~2010年 銀座SYN美術にて店舗販売 店舗撤退以降、再び卸販売やギャラリーでの展示会開催、講演等を行いながら現在に至る。